Yoshiko's キッチン 〜 優しい、易しい、毎日のお料理のために

食生活コーディネーターという仕事を勝手に作ってしまいました。その人の食は、その人の文化。ちょいワル食生活でも、ツボを抑えれば健康でいられる。そんなんがいいなあと思うのです。スポーツ栄養学と、陰陽調和の重ね煮の良いところを組み合わせて、オーダーメイドな食生活を一緒にコーディネートしてみたい。

おだし、最前線

先月、関西食文化研究会の定期イベント「だしの最前線を探る」に参加しました。

 

日本料理からは「一汁二菜 うえの」の上野法男さんの八方だしのデモンストレーション。お鍋の後の、美味しい汁で雑炊を食べたくなるようなイメージのおだし。鱧の骨の素焼き、車海老のをサッと焼いたものからもだしがでている。

しかし干し椎茸は無し。

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中国料理は「酒中花  空心」の大澤広晃さんの、「鮮」のデモンストレーション。もともと中国では川魚の「鯉」が使われていたが、それを「鯛」にして「羊」とダシをとった。

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そしてイタリア料理は「ポンテベッキオ」の山根大助さんによる「ブロッコレッティのリゾットの上に乗せた淡路産ゴールデンポークのバラ肉とろとろブロザート」。どれたけ繊細にデザインされているのかを知り、ため息。

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バランスのとれた食事

 「バランスのとれた食事をしましょう!」こそが、いつも疑問でした。ひとぞれぞれ適した食事や栄養は違うはず。それなのに、「バランス」の一言で一緒くたにして終わりのアドバイスは、具体性のない決まり文句止まりではないでしょうか。

 

 自分なりに、資格講座にお世話になりながら学んできましたが、先日、私の栄養トピックスのOSは書き換えらたのでした。バージョンアップです。漢方薬を処方しているドクターから東洋医学の概要と薬膳の講義を受けたのです。

 

 体の栄養が偏ってバランスを崩している人は、バランスのとれた食事ではなく、何かを補わないと「バランス」を取り戻せないのです。

 

 これまでも、疲れやすさを改善したいとか、筋肉をつけたいときの食事のポイントをお伝えしてきましたが、補う食でした。

 

 当たり前だし、これまでもしてきたことですが、解釈の分節が増えました。薬膳の「虚証」「実証」の考え方、使わせていただきます。まだ入り口ですが。

 

 

家族が元気じゃないと始まらない

こんにちは!べじまるです。2児の母。ひとりは医学生、ひとりは知的障害と肢体不自由のある障害児です。ふたりとも女の子。家庭に入ってから、あっという間に20年が過ぎました。

 

家族が健康じゃないと、活動制限ハンパないのが主婦です。家族の健康管理はどうしても母親に回ってくるのです。

 

試行錯誤の途中ではありますが、身近な食材で家族の健康を守るコツ、実際に試してみたくなるおうちご飯をお伝えしたいと思います。